心の病気は様々な原因でかかってしまい、様々な症状があります。
原因がないという患者さんもいるでしょう。
症状も人によって異なり、これといった原因や症状が見えてこないことがあるのも、心の病気の特徴です。
このような病気の患者さんに対して、看護師はどのように関わっていけばよいのでしょうか。
病気によって、治療の方針や使う医薬品は決まっているものの、患者さんによって幅が大きいため、ほぼオーダーメイドのような治療になりがちです。
看護師は、患者さんによって症状も治療も違ってくるということを大前提に、患者さんに関わっていくことが必要になるでしょう。
また、看護師として治療だけに関わればよいわけではありません。
患者さんが日頃から何を思い、何を感じているのかを知ることも大切です。
積極的にコミュニケーションを図ることも重要になるでしょう。
ちょっとした普通の日常的な会話からでも見えてくることは多いですし、患者さんの中には医師には話せなくても、看護師になら話せるといった人もいます。
そのような患者さんから話を聞き出すことも、看護師の重要な仕事の一つです。
ただし、話しかけるトーンや内容には注意が必要です。
それこそ、普通の会話でも平気な患者さんもいるでしょうが、そのような会話が最も苦手であるという患者さんも中にはいるでしょう。
患者さんと関わっていく中で、この患者さんにはどのようなケアが必要なのか、どのように関わっていけばよいのか、見極める必要があります。
患者さんによって、重要視しなくてはならないことが異なり、難しい分野ですが、その分、やりがいもある分野ではないでしょうか。